
企業におけるチャットツール利用が一般的になった昨今、そのなかでも一線を画す存在とされているTalknote(トークノート)。組織内のコミュニケーション活性化をテーマとした同ツールは、有名企業を含む1,000社以上に導入されています。
今回はTalknoteの良い口コミや悪い口コミ、評判や料金プランなどを、類似サービスと比較しながら紹介します。チャットツールの導入で迷っている方、社内のコミュニケーションに課題を感じている方などはぜひ、参考にしてみてください。
Talknoteの特徴
Talknote(トークノート)の特徴は、組織内での情報共有、従業員のモチベーション管理などを、わかりやすいインターフェース、シンプルな操作性で行える点にあります。
組織は規模が大きくなるほど情報が行き渡りにくくなり、コミュニケーションも滞りがちです。Talknoteは、とっつきやすく、従業員の誰もが参加しやすい仕組みをもって、その課題を解決に導きます。
1. グループ・タイムライン機能で円滑な情報共有が可能
Talknoteでは、部署ごと、店舗ごとなどにグループを作成して個別にメッセージのやり取りを行えます。メッセージは縦画面で時系列に表示されており、あとから見直しても大事な情報が埋もれてしまう心配がありません。
また、タイムライン機能では自身が参加しているグループの投稿をまとめて確認でき、作業の合間などを使ったスムーズな情報共有が可能です。
そのほか、仕事を依頼した側、依頼された側で進捗を共有できるタスク管理機能を用いれば、やり忘れの防止などに役立てることもできます。
2. 従業員のモチベーションを可視化できる
Talknoteの組織活性スコア機能では、グループごとのメッセージ量を数値化。密にやり取りが行われている部署、コミュニケーションが希薄な部署が一目でわかり、社内の人間関係改善に活用できます。
アクションリズム解析では、従業員のTalknoteへのアクセス動向をグラフ状に表示。連日、規定を超えるアクセスが続いている従業員がいれば、管理者に通知が行われるオーバーワーク検知もあり、メンタルヘルスの手助けにもなるサービスです。
3. シンプルな操作性
Talknoteでは、グループや個別チャット、タスクなどの画面がワンタップで切り替えられ、難しい操作を必要としません。また、チャットではスタンプを使ったやり取りができるなど、LINEのような一般的なアプリとよく似た機能になっており、感覚的に操作することが可能です。
このように操作性がシンプルで、従業員に浸透させやすいという点も、Talknoteの大きな特徴と言えます。
4. 専任担当者によるサポートで効果的に導入
Talknoteは導入に際し、専任担当者によって初期設定が行われるほか、企業の課題を割り出したうえで運用方法を提案するサポート体制が採られています。これまでチャットツールを利用したことがない企業でも、スムーズに効果的な運用が行えるでしょう。
また、チャットツールの扱いに慣れている企業であっても、担当者のアドバイスで新たな使い方を発見ができます。
Talknoteの悪い口コミ・評判
Talknoteは組織のコミュニケーション活性化という点に重きを置いたチャットツールです。反面、その性質上、使い方によっては他社製品より不便だという声も聞こえてきます。
以下より、Talknoteの悪い評判を実際の口コミに沿って紹介しきます。
【悪い口コミ・評判】1. チャットツールとしては機能が少ない
Talknoteの不満点として、ほかのチャットツールに比べて機能が少なく、不便だという意見をいくつか見かけました。
実際の悪い口コミ
他のチャット機能に比べて機能が少ない印象でした。
特に外部ツールとの連携が他のチャットツールに比べてできないことが多い印象で、例えば顧客管理機能との連携をしたいと思った時にそれができないため、結果的に他のツールに切り替えたというのが私の状況です。
出典:https://www.itreview.jp/products/talknote/reviews#tutorial
・いいね、しかつけられず、リアクションの方法が少ない。(LINEのように投稿型のスタンプはあるが)
・HTML画像の貼り付けができない(一度画像に保存して、ファイルアップロードという形での転送になる)
・Slackのようにマークダウン記述への適用や、プログラムのソースコード貼り付けに対応したUIになると、エンジニアにも使ってもらえるようになるかも
出典:https://www.itreview.jp/products/talknote/reviews#tutorial
代わりにSlackがおすすめ
Talknoteは文字でのコミュニケーション以外の、業務上の込み入ったやり取りをする場合に不便なことがあるようです。
単純に機能の多さで選ぶなら、Slackがおすすめ。「ソースコードを見やすい形で共有できる」「Google Driveなど外部サービスとの連携が可能」など、Slackはチャットツールのなかでも圧倒的に多機能です。
【悪い口コミ・評判】2. スマホアプリが使いにくい
Talknoteはスマホアプリが使いにくい、パケット消費量が激しいなどの意見もいくつか見られました。
実際の悪い口コミ
スマホメインのメンバーも多く、アプリの使い勝手があまり良くないのでスマホアプリをもっと使いやすいようにしてほしいです。
出典:https://www.itreview.jp/products/talknote/reviews#reviews_alternatives
アプリで利用できるので、スマホから操作ができるのがいいですが、スマホの操作性が今一つに感じますので、改善を期待します。
出典:https://www.itreview.jp/products/talknote/reviews?page=2
社用スマホでトークノート利用している方でパケットの減りが早いらしい。月末になるとパケットの追加依頼が来る。
出典:https://www.itreview.jp/products/talknote/reviews?page=3
代わりにChatworkがおすすめ
スマホアプリでの操作性を重視するなら、Chatworkが使いやすいです。チャット画面だけでほとんど完結するため動作も軽く、操作性はTalknote以上にシンプル。
なにより、グループチャット7個までなら無料プランで利用可能、ビジネスプランも月々500円~と、安価に利用できるのもポイントです。
Talknoteの良い口コミ・評判
ユーザーの声を見ていると、Talknoteは特にコミュニケーションの取りやすさ、インターフェースのわかりやすさに定評がありました。
以下より、実際の口コミと良い評判を紹介していきます。
【良い口コミ・評判】1. これまで関わりのなかったスタッフともやり取りするようになった
Talknoteは、ひとつの投稿に対して複数の社員がコメントできる仕組みになっています。直接やり取りしたことがない人でも、投稿へのコメントの形ならアクションがかけやすく、この点がコミュニケーションの一助となっているようです。
実際の良い口コミ
当社の場合は社内スタッフが全て登録されており、これまでに交流が無かったスタッフにも検索してすぐに連絡が取れることが重宝しています。
出典:https://www.itreview.jp/products/talknote/reviews?page=5
社内のコミュニケーションツールとして使えます。
なかなか社内であわないビジネスサイドとエンジニアサイドなど、近くにいなくとも投稿に対してリアクションができコミュニケーションに役立ちます。
出典:https://www.itreview.jp/products/talknote/reviews?page=4
社内専用の掲示板として有効活用ができた
他事業部との交流の場として活用できた
本来ならばあまり関われない(社長など)の感想・コメントができるので、直接話すことができなくても意思疎通がしやすかった
出典:https://www.itreview.jp/products/talknote/reviews?page=4
【良い口コミ・評判】2. タスクが目に付く場所にあってわかりやすい
Talknoteのタスク管理機能がわかりやすいという意見を多数見かけました。従業員に浸透しやすいインターフェースを意識して作られているので、実際の業務にもスムーズに活用できている方が多いようです。
実際の良い口コミ
今までLINEをメインで使っていましたが、メンバーそれぞれにタスクを作りやることが明確化出来るのが便利です。
リマインド機能もあるので、うっかり防止に役立っています。
出典:https://www.itreview.jp/products/talknote/reviews
タスクが画面右上と一番目に付きやすい位置にあるのはGoodポイント。
使い方がわからない時には、タスクのすぐ下にサポートサイトで使い方の確認ができるの使いやすい。
出典:https://www.itreview.jp/products/talknote/reviews
・常に左上にタスク一覧が表示されているので管理がしやすい
・社員同士でタスクを依頼する際に見逃されにくい。
出典:https://www.itreview.jp/products/talknote/reviews
Talknoteの料金プラン
Talknoteの料金プランは月額54,000円で50名の利用人数と管理者1名、以降は10名追加するごとに9,800円の料金がかかる重要課金制となっています。もっとも、企業の運用の仕方によって導入にかかる費用は変わってくるので、実際の料金は別途問い合わせが必要です。
月額料金 | 利用人数 |
54,000円 | 50名+管理者1名 |
+9,800円 | 10名追加ごとに課金 |
類似サービスとの比較表
Talknoteと類似サービスとの機能、料金体系などの比較を行いました。
他サービスはあくまで業務を円滑に進めるためのツールであるのに対し、Talknoteは従業員同士のコミュニケーションに重きを置いていることがわかります。また、専任担当者が付くサポート体制は無二のものといえます。
Talknote | Slack | Chatwork | |
特徴 | ひとつの投稿に対し複数人がコメントできる、従業員のモチベーションを数値化できるなど、コミュニケーション活性化を重視。 | Google Drive、Twitterなど、外部サービスとの連携が可能。ソースコードを見やすい形で送信できるなど、とにかく多機能。 | タスク管理、ビデオ通話、ファイルの送信など、シンプルな機能設計で初心者にも使いやすい。 |
サポート | 専任担当者がヒアリングののち、初期設定や運用ルールを提案。導入後も必要に応じて勉強会などを実施。 | 年中無休・24時間対応のカスタマーサポート。 | メールフォームでの問い合わせ(1~2営業日以内で返信)。 |
お試し利用 | 14日間の無料トライアルあり | 無料プランあり | 無料プランあり |
料金 | 個別見積もり | プロ:850円/月
ビジネスプラス:1600円/月 |
ビジネス:500円~/月
エンタープライズ:800円~/月 |
まとめ
Talknoteは、組織のコミュニケーション活性化を目指したチャットツールです。「企業の規模拡大によって人材管理が困難になった」「リモートワークの導入に際し、人間関係の構築がうまくいかない」など、効果を発揮できそうな場面は多々あります。
主に人材の面で社内改革の必要性を感じている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。