
俺はいま、かなりの額の仮想通貨を持てあましている状態にある。
持っている仮想通貨は「ビットコイン」だ。イーロン・マスクの鶴の一言もあって価値が大暴落。爆死して今後の見通しがまったく見えないことでおなじみのあのビットコインを、俺は相当量保有している。
「宝の持ち腐れ」というのはこういうことを言うんだな、ということを痛感する日々だ。
俺は「億り人」といえるほどではないけれども、自分の余剰資産を元手にして、コツコツと何年もかけてビットコインを増やしてきた。
だが、まさかこんな形で爆死したビットコインを大量に持てあますことになるとは、まったく予想していなかった。青天の霹靂とはまさにこういうことを言うんだな。
いまや、俺にとってビットコインは「負債」でしかないし、頭痛の種だ。
ちなみに、俺はビットコインの換金もほとんどしてこなかった。仮想通貨に課せられる税金のことを考えて、まずは所有するビットコインを増やしていくことにばかり専念していたからだ。
もちろん、「売るタイミングを逃しただけだろ?」という批判は甘んじて受け入れるつもりだが、億り人たちの税金地獄の末路を見ていると「売らなくてよかった」と考えてもいる。
なんにせよ、俺の唯一の救いは「全財産」をビットコインに使わなかった、ということだろう。「仮想通貨の乗り換え」をしなかったことも、身を助けてくれた。
俺はこのビットコインを少しずつでいいからなんとか処分できないか、と、イーロン・マスク事件の昨年あたりからずっと考えていた。
だが、ビットコインからほかの仮想通貨に乗り換えたり、そのまま換金する、という処分方法では、ちょいとばかり課される税金が怖すぎる。
そこで、俺にひとつのアイデアが生まれた。
ビットコインをオンラインカジノで大量消費する
そのアイデアというのは、「仮想通貨対応のオンラインカジノでビットコインを大量消費しながら、年間の雑所得税の対象となる20万円以内の少額の利益だけは換金していく」というものだ。
気が遠くなるようなアイデアかもしれないが、これについて理解してもらうには、まずは、仮想通貨に課せられる税金の基本的なことを説明しておく必要があるかと思う。
また、ビットコインの使い道として、唐突に「オンラインカジノ」が出てきたのはなぜか?ということも、ビットコインの特徴と、近年のオンラインカジノの流行をそれぞれに知っておけば、「唐突ではない選択肢」として納得していただけるだろう。
俺のこの方法では「最大で年間20万円」の利益以上はのぞめないが、まあ、「ちょっとしたおこづかい」が増えることを「喜び」ととらえて、割り切るしかない。
なにより、一番の目的は「ビットコインの処分」にあるわけで、利益は二の次だ。
雀の涙ほどの少額出金であろうと、ビットコインを持てあましているいまの状況よりはいくらかマシなのだから。
仮想通貨の利益が課税の対象になる3つのケース
まずは、仮想通貨の利益が課税の対象になる3つのケースを簡単におさらいしておきたい。
- 仮想通貨を売却する
- 仮想通貨で商品を購入する
- 仮想通貨同士の交換を行う
この3つのいずれかをして、20万円以上の利益が発生した場合、仮想通貨は「雑所得」として確定申告の対象となり、課税の対象となる。
まず、一つ目の「仮想通貨を売却する」は、仮想通貨販売所、仮想通貨取引所、ビットコインATMなどで換金を行うケースだ。
売却をすれば手持ちのビットコインをすぐに処分することができるのが魅力といえるが、この場合も、雑所得に加えられる「20万円以内」の換金がのぞましい。
二つ目の「仮想通貨で商品を購入する」については詳しい説明は不要かと思うが、「仮想通貨で豪遊して税金地獄」というルートは、年間20万円以上の商品購入が「利益」として換算されることで起こる。
最後の「仮想通貨同士の交換を行う」は、仮想通貨に投資した人間を税金地獄に引きずりこむ原因となる行為であり、莫大な利益を得ることも可能だが、もっとも気をつけなければならない。
俺が保有している大量のビットコインを、イーサリアムなどの他の仮想通貨に乗り換えていないのは、それによって発生する「税金」を回避するためだ。
この「売却」「購入」「交換」の3つを避け、利益としてではなくビットコインを使う数少ない方法のうちの一つが、「オンラインカジノ」ということになるわけだ。
仮想通貨に対応したオンラインカジノが増えてきている
オンラインカジノ業界において、近年は「仮想通貨に対応したオンラインカジノ」が増えてきているという状況がある。
選択肢の一つでしかなかった仮想通貨の占める地位はどんどん向上していて、最近では仮想通貨しか使えない、仮想通貨特化型のオンラインカジノなども登場している。
仮想通貨、とりわけビットコインが、ダークウェブなどの裏取引で使いやすい国外の通貨として重宝し流通していたことを考えると、オンラインカジノのような海外に拠点をおく業界が仮想通貨対応にするのは当然の流れであるといえる。
オンラインカジノが仮想通貨対応になったことによって、俺のような仮想通貨を大量に保有して持てあましている人間は、「オンラインカジノで遊ぶための『軍資金』をはじめから大量に保有している」というアドバンテージを獲得することにもなる。
仮想通貨をオンラインカジノに賭けるのは「購入」にならない
仮想通貨は、オンラインカジノに賭け金として賭けている限りにおいては「購入」にはならず、「利益」として換算されることがない。
オンラインカジノでもし勝利をして、ビットコインが増えたとしても、それは「利益」にはならない。
もし、オンラインカジノでの勝利で増えたビットコインを「現金化」したならば、それが20万円を超えた場合ははじめて「利益」としてカウントされてしまう。
俺は、お先真っ暗な手持ちのビットコインを「増やす」のではなくて、「消費したい」「減らしたい」「使い切りたい」と考えている。
だから「手持ちのビットコインをしっかり減らしながら、現金化もする」という目的のためには、オンラインカジノを利用するのがちょうどいいし、効率的だ、というわけだ。
俺が、ビットコインを売却できないのは、「年間20万円以内の売却」では、持てあましているビットコインが一向に減らないからだ。
ところが、オンラインカジノであればビットコインをいくら使ってもかまわないのだから、俺にとっては、これ以上の選択肢はないといえる。
ビットコインという負債が多額の軍資金に変貌する
大暴落によりおそらく未来がないビットコインは保有しているだけで損をするような「負債」でしかないのだが、賭け金にしてしまえば「オンラインカジノで好きなだけ遊べる軍資金」に変貌する。
俺にとっては「頭痛の種」でしかなかったビットコインは、仮想通貨対応のオンラインカジノの登場によって「いくら使っても、勝っても負けても痛くもかゆくもない多額の軍資金」に意味が書き換えられた、ということになる。
俺が「売却」ではなく、オンラインカジノを選んだのは、負債でしかないビットコインを「楽しい遊びとして」使い切れるからだ。
「ビットコインでいくら負けてもかまわない」という前提は、オンラインカジノのプレイヤーとしての俺の強みになるだろう。
オンラインカジノをリアルマネーで遊んでいる人間には借金地獄への入り口が開かれていて、どんどん精神を病んでいく傾向があるが、すでに大量の仮想通貨を保有していてそれを消費したいだけの人間は「豪快な遊び」を純粋な蕩尽として楽しむことができる。
俺が保有している大量のビットコインは「死に金」でしかなかったのだが、それは「豪快に使い果たす」という選択肢が発生すると同時に、通貨としての価値を取り戻し、イキイキと蘇生する。
俺は、オンラインカジノを「娯楽」として楽しむつもりでいる。そして、すべてを清算して身軽になり、新しい人生をはじめるのだ。
俺としてはビットコインを使い切れればそれに越したことはないし、その結果として、年間20万位内の現金が手に入れば、オマケとしてはかなりありがたい報酬ではないか。
「無駄な仮想通貨を持っている」ということはそれ自体が「ストレス」だったから、俺は仮想通貨対応のオンラインカジノのおかげで長年抱えてきたストレスからようやく解放されるはずだ。
もちろん、長い時間をかけてためてきたビットコインを手放すことに、一抹の寂しさがあるのは確かだ。
だが、「あんなに苦労して貯めてきたのだから」といって後生大事にビットコインを持っているのはもう終わりにしなければならない。
「宵越しの仮想通貨は持たねえ」というのが、俺のオンラインカジノの基本的なプレイスタイルになるだろう。
オンカジビットコインサーファー武田、爆誕
俺は、この「オンラインカジノでの豪遊を通した仮想通貨の大量消費」の全活動に「オンカジビットコインサーフィン」というオリジナルの名前を与えることにした。
オンカジビットコインサーファー武田の誕生である。
このブログでは、管理人武田による「オンカジビットコインサーフィン」の活動記録、仮想通貨やオンラインカジノにまつわる雑感を吐露したコラムなどを記載していく予定だ。
はたして、オンカジビットコインサーファー武田は仮想通貨とオンラインカジノのおりなす荒波に立ち向かうことができるのか?
オンカジビットコインサーファー武田の活躍、命がけのサーフィンに乞うご期待といったところだ。
もちろん、ビットコインと同じように爆死する予定でいるのだから、俺の豪快な死にっぷりにもぜひ期待していてくれ。