
ジョブカン経費精算は、2016年にサービスを開始したクラウド型経費精算システム。シンプルなUI、リーズナブルな価格設定などで支持され、導入社数は1万社を超えます。
「月間9,000時間の工数削減につながった」「月末締めが数日早く終わるようになった」など、ユーザーから高評価の声も多数。今回はそんなジョブカン経費精算の良い口コミ、悪い口コミ、料金や類似サービスを紹介していきます。
経費の申請・承認作業にわずらわしさを感じている担当者の方などは、ぜひ参考にしてみてください。
ジョブカン経費精算の特徴
ジョブカン経費精算では、経費精算をクラウド化することで、従業員の経費申請や承認、経理担当の会計処理などを効率化できます。また、これらの工数削減をコストカット目的と踏まえると、他社サービスより低価格で導入できる点も大きなポイントでしょう。以下より目立った特徴を紹介していきます。
1. 業界最安値クラスでの導入が可能
ジョブカン経費精算の特徴でもっとも注目されている点はなんといっても、業界最安値クラスのコストパフォーマンスです。
他社サービスだと月額30,000円〜、1ユーザー500〜700円などとなっているなか、ジョブカン経費精算は月額5,000円〜、1ユーザー400円での導入が可能。小規模な企業でも気軽に導入できます。
「ジョブカンワークフロー」と同時契約することで、さらに1ユーザー100円の割引も。そのほか「勤怠管理」「給与計算」などの同時契約でも、それぞれ1ユーザー50円の割引があります。これらの同時契約を駆使すれば、かなりお得に社内システムを構築できるでしょう。
2. スマホでの申請・「乗り換え案内Biz」との連携などで申請を効率化
ジョブカン経費精算ではスマホからの申請・承認が可能なため、外回りで忙しい従業員も、隙間時間で気軽に経費申請を行えます。Googleアカウントとの連携で、パスワードなしでシステムにログインできる点も便利です。
また、交通費精算に関しては、ジョルダンの「乗り換え案内Biz」と同期したり、交通系ICカードの利用履歴の読み込んだりといったことが可能。申請したい履歴を選択するだけで、簡単に交通費精算が行えます。定期の適用区間も自動算出されるので、計算し直す手間もありません。ジョブカン勤怠管理と連携すれば、交通系ICカードで出退勤の打刻をした際に、利用履歴を読み込むこともできます。
3. 承認ルート設定・締日アラートで不備なく申請ができる
ジョブカン経費精算では、部署や役職などに応じた承認ルートのカスタマイズができます。フォーマットに適用しておけば、慣れていない従業員でも、間違ったルートで申請が行われる心配がありません。また「10万円以下は部長決裁」「10万円以上は社長決裁」など申請内容に応じて、ルートが自動で選択される設定もできます。
このほか、承認の締日が迫っている申請書などに対し、「3日前に通知」などの設定をしておくことで、従業員各自にアラートを送ることも可能。月末締めの際、「会計ソフトに入力し終わったあとに申請があった」などの二度手間を防げます。
4. 仕訳・FBデータの自動作成で経理担当も手間要らず
ジョブカン経費精算では、申請内容に合わせて自動で仕訳が行われるため、めんどうな月末締めも、データをそのまま会計ソフトに読み込むだけ。逐一、勘定科目を設定する必要がありません。
振り込み作業も、自動作成されるファームバンキングデータをオンラインバンキングにアップロードすれば完了。データのフォーマットもすべての銀行用のものが揃えられています。これらの機能を用いて、経理担当の工数を大幅に削減できるでしょう。
ジョブカン経費精算の悪い口コミ・評判
ジョブカン経費精算には、機能面に関する悪い口コミがちらほらとみられます。単に不具合の場合もあれば、便利なはずの機能が意外と邪魔になっていることも。以下よりどんな口コミがあるのかみていきましょう。
【悪い口コミ・評判】1. 動作が重い、不具合がある
ジョブカン経費精算の口コミには、作業を連続して行った際の動作のもたつき、スマホアプリの不具合が気になるという意見がみられました。システム的にはまだまだ不安定な部分もあるようです。
実際の悪い口コミ
スマートフォンによっては、選択できないプルダウンボタンなどがあるようです。
時間をおいたら選択できる、など少し動作が不安定に感じるときがあります。
出典:https://www.itreview.jp/products/jobcankeihiseisan/reviews#reviews_alternatives
今まで使っていて1番思ったのが、動作がかなり重たいことです。あとバグなのか分かりませんが、画像申請がPCからやらないとスマホで出来ないところが不便でした。
出典:https://it-trend.jp/expense_system/6350/review/52428
基本的にシンプルで使いやすいインターフェースになっていますが、細かい作業を連続して行うと若干もたつきが感じられるので、よりスピーディーに使えると嬉しいです。
出典:https://it-trend.jp/expense_system/6350/review/31725
代わりにeKeihiがおすすめ
eKeihiは、サービス開始から20年の歴史を誇る老舗の経費精算システム。クラウド型に関しても、安定性に優れており、ストレスのない動作が評価されています。
他社製品との互換性も高く、外部連携サービスは60以上。サポート体制が手厚く、チャットとマニュアルでたいていのことは解決するという声も多いです。蓄積されたノウハウに基づいた堅実なサービスだといえるでしょう。
【悪い口コミ・評判】2. 交通費計算で表示されるルートが実情と違う場合がある
ジョブカン経費精算には、交通費の申請を行う際に、最安値ルートの料金が優先的に表示される機能があります。しかし、申請する側は必ず最安値のルートを使うわけではないため、「実情と違う結果が表示されてめんどうだ」という声も多くみられました。
実際の悪い口コミ
交通費検索の際に最安のものが最上位に表示され、実情と異なる場合が多いことです。 長距離でも新幹線ではなく在来線が上位表示されるなど。
出典:https://it-trend.jp/expense_system/6350/review/69074
交通費の清算で使ったルートが表示されない時は面倒。わざわざ他のアプリやサイトで金額確認して申請してます。
出典:https://it-trend.jp/expense_system/6350/review/54822
代わりに経費BANKⅡがおすすめ
クラウド経費精算システムでも、交通費精算がやりやすいと評判なのが、経費BANKⅡです。
乗り換え案内サービス「駅すぱあと」と連携しており、時間、出発地、目的地を入力することで、検索された候補から交通費を選んで精算することが可能。このほか、料金が1ユーザー300円〜と、ジョブカン経費精算以上の破格になっている点も注目できるサービスです。
ジョブカン経費精算の良い口コミ・評判
ジョブカン経費精算の良い口コミには、「シンプルな操作性」「ジョブカンワークフローとの連携」を挙げているものが多数みられました。やはり手間をかけずに、簡単に申請・承認の作業ができるところに魅力を感じている人が多いようです。
【良い口コミ・評判】1. シンプルなUIで直感的に使える
ジョブカン経費精算はUIがシンプルなため、慣れていない人でも直感的に使える点が好評のようです。繰り返しが多くなる経費精算の作業において、操作が簡単なことのアドバンテージは大きいですね。
実際の良い口コミ
利用者、システム管理者双方に優しいシステムです。
利用者視点では、一番はUIがシンプルということです。精算業務は申請側も承認側も面倒ですが、シンプルな構成で気持ち的な負荷が下がります。
出典:https://www.itreview.jp/products/jobcankeihiseisan/reviews#reviews_alternatives
交通費を始めとする様々な経費精算について、どの項目においても基本的に選択式で進められて直感的に使用できる。領収書データの添付などもドラッグでサクッと完了するので簡単。
出典:https://boxil.jp/service/1019/reviews/
分かりやすい設計がされており、後回しになりがちな経費精算も5分かからず申請が可能です。 また、過去の経費申請履歴も確認できるので、申請したか確認したい際にも問題なくチェックできます。
出典:https://boxil.jp/service/1019/reviews/
【良い口コミ・評判】2. ジョブカンワークフローと連携することで、あらゆる申請に対応できる
ジョブカン経費精算は、ジョブカンワークフローとの互換性にも定評があります。ジョブカン経費精算が経費精算に特化しているのに対し、ワークフローは上層部に提出する稟議申請書、捺印依頼書などの作成が可能。こういった操作を、同じシステム上で行える点に便利さを感じている人が多いです。
実際の良い口コミ
経費精算には承認ワークフローが紐付くが、このジョブカン経費精算はジョブカンワークフローと統合されていることによって一つのチケットで申請から承認までが一元管理できるので無駄がなく、かつ過去の申請も簡単にトレースできるのでとても使いやすい。
出典:https://www.itreview.jp/products/jobcankeihiseisan/reviews#reviews_alternatives
ジョブカンワークフローと統合されていて利用者側はどちらかを意識することなく使うことができる。
システムの使いやすさも上々で、使いにくいと思ったことはない。
出典:https://www.itreview.jp/products/jobcankeihiseisan/reviews#reviews_alternatives
ジョブカン経費精算の料金プラン
ジョブカン経費精算の料金プランは基本的に1種類で、最低利用料金が月額5,000円、1ユーザー月額400円での利用が可能。同時導入による割引も合わせれば、さらにリーズナブルに導入できます。また、500名以上の企業の場合は別途見積もりが必要です。
ジョブカン経費精算 | 最低利用料金5,000円/月 1ユーザー400円/月 |
ジョブカンワークフローと同時導入 | 1ユーザー100円の割引 |
その他ジョブカンシリーズとの同時導入 | 1ユーザー50円の割引 |
類似サービスとの比較表
ジョブカン経費精算と類似サービスの比較表を作成しました。ジョブカン経費精算は、ほかの2サービスに比べ、シンプルな操作性、ジョブカンシリーズとの連携に特徴があります。その点、外部連携に優れているのはeKeihiですが、単に連携のしやすさでいえば、ジョブカン経費精算に軍配が上がるでしょう。
ジョブカン経費精算 | eKeihi | 経費BANKⅡ | |
特徴 | シンプルな操作性で使いやすい。ジョブカンシリーズとの連携が便利。 | システムの安定性が高く、動作にストレスがない。60以上のサービスと外部連携が可能。 | 交通費精算がやりやすい。料金が破格。 |
サポート | メール、チャット、電話での対応。有料の初期設定プランあり。 | メール、チャット、電話、担当者訪問による対応。導入支援あり。 | 電話、メールでの対応。導入支援あり。 |
お試し期間 | 30日間 | 30日間 | 30日間のトライアルあり |
初期費用 | なし | なし | なし |
月額料金 | 最低利用料金5,000円
1ユーザー400円 |
29,000円〜 | 最低利用料金3,000円
1ユーザー300円 |
まとめ
従業員の経費精算、経理担当の経理処理をクラウド化することで、大幅な工数削減が期待できるジョブカン経費精算。操作も簡単でハードルが低く、気軽に導入できるサービスです。種類豊富なジョブカンシリーズと連携することで、社内システムのさらなる効率化も可能。煩雑な経理に悩まされないぶん、メインの業務への集中力も増すはずです。
経費精算システムの新調をお考えの際は、ジョブカン経費精算を、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。