
IEYASU(イエヤス)は、株式会社IEYASUが人事労務の専門家集団と手を組んで開発した勤怠管理システム。1,000社以上の人事労務をサポートした経験から生み出された機能が好評を呼び、テレビ朝日映像やAll Aboutなどの有名企業をはじめ、20,000社以上に愛用されているツールです。
今回はそんなIEYASUの良い口コミや悪い評判、料金や類似サービスなどを紹介します。働き方改革の波に乗り、勤怠管理を徹底したいと考えている担当者の方はぜひ参考にしてみてください。
IEYASUの特徴
IEYASUは主に、ベンチャー企業で使われることを想定して設計されている勤怠管理システムです。
「設立したばかりで資金も限られているし、勤怠管理にもなれていない」そんな新興企業を対象に作られたIEYASUは、料金面や運用のしやすさ、社内体制の改善へつなげやすい仕組みに、大きな特徴があるといえます。
1. 基本機能だけならずっと無料!有料プランのコスパも抜群
IEYASUの最大の特徴として挙げられるのが、基本機能のみであれば、ずっと無料で使える点です。アカウントを作った即日からシステムを利用できるので、気軽に試すことができます。
ただ、無料だからといって性能も決して侮れません。打刻はもちろんのこと、Webを用いたリアルタイムの勤怠把握、残業のレポートなど、便利な機能が網羅されており、業務の煩雑さはかなり軽減されるはずです。
そして有料プランの値段も月3,800円~。勤怠管理システムの相場はだいたい、従業員1人あたり月200~300円ほどですが、IEYASUは1人100円を切ることが大半と良心的な価格です(利用人数によっても変わってきます)。
2. スマホや交通系ICカードで打刻できる
クラウドを利用して勤怠管理ができるシステムは増えてきていますが、LINEを使って打刻できるのはIEYASUだけ。スマホ画面をタップするだけで簡単に出退勤ができるので、タイムカードの機械を用意する必要もありません。
出向先でも、いつもと同じように打刻できるのは便利。LINEのほかには、ビジネス用チャットのSlackとも連携可能です。GPS機能もあるので、「出勤したふりをして打刻する」といった不正も防止できます。
また、専用のカードリーダーを用意しておけば、Suicaなどの交通系ICカード、IC社員証などをかざして打刻することも可能。スマホやPCの打刻ならデバイス情報の取得、ICカードでは本人識別が行われるので、誰が出勤したかや、打刻漏れがないかも一目瞭然です。
3. 勤務情報をわかりやすく把握できる
IEYASUには、勤怠情報をリアルタイムに把握できる日次勤怠機能や、グラフや表で勤務情報をわかりやすく整理した勤務管理・残業レポートの機能があります。社員の勤務情報を俯瞰で見られるため、社内体制をどのように改善していくかなど、計画も立てやすいでしょう。
また、有料プランでは、労基法に基づいた残業アラートの機能もあります。社内の規定から「何日以上の連勤はダメ」「残業は月何時間まで」などと設定しておけば、社員の働きすぎを防ぐことも可能です。
個人のスマホにも通知できるので、社員自ら働き方を考え直すきっかけにもなるでしょう。
IEYASUの悪い口コミ・評判
無料、もしくは低価格で使えるツールとしては十分すぎる機能を備えたIEYASU。
しかしそれを度外視してほかの有料ツールと比べてみると、やはり多少見劣りする部分も出てくるようです。以下より、悪い口コミにどのようなものがあるのか見ていきましょう。
【悪い口コミ・評判】1. 慣れていない管理者に不親切なところがある
IEYASUはシンプルな設計になっているゆえか、十分なヘルプが備えられておらず、管理者目線では不親切だと感じる人がいるようです。
また、労務に詳しい人でないとわからない表記があるという意見も見られました。
実際の悪い口コミ
IEYASUの用語を理解しないと操作に迷うこともありました。たとえば、こういう操作をしたいけど、それを調べる手段を見つけるのにひと手間かかってしまう感じです。使える機能、使えない機能も、用語を知らないと判断がつきません。有償版を使ってください、というメッセージだと思いますが。
出典:https://www.itreview.jp/products/ieyasu/reviews?page=2
シンプルでよいのだが、ヘルプメニューくらいは掲載してほしかったな、と思った。
打刻修正をしたい時、鉛筆アイコンで修正できるのがなかなかピンとこなくて探し回ってしまった。
自分の場合は勤務先が独自に資料を作成してくれたので助かったが、
サイト内にヘルプがあれば文句なしだった。
出典:https://www.itreview.jp/products/ieyasu/reviews
社労士さんが見るとか知っている人にはわかるかもしれないが、各種前提が人事系の情報を知っている人向け。
出典:https://www.itreview.jp/products/ieyasu/reviews
代わりにAKASHI(アカシ)がおすすめ
AKASHI(アカシ)は誰が使ってもすぐにわかる操作性、見やすい管理画面など、とにかく簡単に勤怠管理ができる点に定評があるサービスです。不明点があったとしても、平日9:00~18:00まではチャットによるサポートを受け付けており、迅速に対応してくれます。
2020年にはビジネスツールの比較サイト「ITreview」のGRID AWARDにて、勤怠管理・中堅企業の満足度No.1を獲得。その受賞歴が使いやすさを物語っています。
【悪い口コミ・評判】2. バグなどの不具合がある
IEYASUには、仕様変更の際のバグ、データの不具合などがしばし発生する模様。
勤怠管理システムとしては後発の部類なので、まだ発展途上のサービスだといえるのかもしれません。このあたりは、今後の改善に期待です。
実際の悪い口コミ
勤怠データが、ダウンロードしたデータと異なるという事象が発生したり、急に使えなくなるなど、プロダクトとしての安定性は欠ける印象。
出典:https://boxil.jp/service/903/
仕様変更にあたってしばしばバグが発生します。ただ、連絡すれば確実に対応していただけていますし、特段大きな問題はありません。
出典:https://www.itreview.jp/products/ieyasu/reviews?page=2
代わりにKING OF TIME(キングオブタイム)がおすすめ
システムの安定性でいえば、KING OF TIME(キングオブタイム)を選んでおけば間違いありません。基本、24時間365日体制のシステム管理をもって、数人レベルの企業から東京ガスグループのような大企業まで、30,000社以上の運用を支えています。
KING OF TIMEは2004年にスタートした、クラウド勤怠管理システムの老舗にあたるツール。その経験に裏打ちされた堅実さがあります。
IEYASUの良い口コミ・評判
IEYASUの良い評判には大きく、コストパフォーマンスに関係するもの、打刻する従業員にとっての使いやすさが挙げられていました。
総括して、他社製品と比べて導入へのハードルが圧倒的に低いことがわかります。
【良い口コミ・評判】1. 無料でも十分便利
IEYASUの口コミを見ていると、「無料でここまで使えるものは珍しい」「無料プランで十分」といった声を多数見かけます。
やはり、コストをかけずに勤怠管理システムを導入したい人にとっては、これ以上ない選択肢だといえそうです。
実際の良い口コミ
無料プランでほぼ使いたい機能の確認ができるので、利用者へのテストからスタートできた。単純な勤怠管理であれば、十分使用できる。また、他の給与システムへの連携も可能なので便利である。
出典:https://www.itreview.jp/products/ieyasu/reviews
フリー勤怠アプリには珍しくリアルタイム監視機能が使えるので、チームメンバが働きすぎてないか?働きすぎか?などが一目瞭然な素晴らしく便利な機能です。これを利用するだけでも利用価値ありです。
出典:https://www.itreview.jp/products/ieyasu/reviews
【良い口コミ・評判】2. シンプルな操作で使いやすい
管理者目線では、わかりにくい部分があるといわれていたIEYASUですが、打刻する従業員の評判はすこぶるいいようです。
シンプルな操作性、LINEのような慣れ親しんだツールと連携できる点などを合わせ、迷わず使えるという意見が目立ちました。
実際の良い口コミ
非常にシンプルで使いやすい勤怠ツールだと思います。またLINEやSuicaなどの交通系ICカードとも簡単に連携することができるため、日常使いのツールで勤怠が行える点で従業員として便利に感じます。
出典:https://boxil.jp/service/903/
誰でも簡単に利用できる点で、アルバイトや従業員を多く抱える企業等におすすめです。 またLINEとも連携できるので、リテラシーが高くない場合でも運用に乗せるのが非常に楽です。
出典:https://boxil.jp/service/903/
スマホのブラウザでアクセスして打刻ボタンを押すだけの非常にシンプルな勤怠管理ツールです。UIもシンプルなつくりなので、以前のエクセル管理のころと違って各社員が自分で打刻をしっかりするようになりました。
出典:https://www.itreview.jp/products/ieyasu/reviews
IEYASUの料金プラン
IEYASUの料金プランは、大きく分けて無料と有料の2種類。無料プランでは、広告バナーがある、データの保存期間が1年などの制限があります。
有料プランには「残業アラート」「有給の自動付与」など、便利な機能が多数。料金は、利用人数によっておおまかに区分けされた定額制となっています。また、1,000人以上の利用に際しては、1人あたり100円の従量課金制になるようです。
フリープラン/人数制限なし | 0円/月 |
有料プラン/39名まで | 3,800円/月 |
有料プラン/149名まで | 9,800円/月 |
有料プラン/499名まで | 29,800円/月 |
有料プラン/999名まで | 59,800円/月 |
類似サービスとの比較表
IEYASUと類似サービスとの比較表を作成しました。
IEYASUの優れているところは、やはり無料プランで十分な機能を備えていること、LINEのような身近なツールとの連携により、従業員にとって使いやすい点でしょう。
IEYASU | AKASHI | KING OF TIME | |
特徴 | 無料でも十分使える。LINEとの連携など、リテラシーの低い人にも使いやすい。 | 簡単に操作できることにこだわって作られている。管理者としても見やすいシステム画面。 | 断トツの実績を誇る老舗の勤怠管理ツール。システムの安定感は一番。 |
API外部連携 | 6つ | 6つ+自社ツール | 20以上 |
サポート対応 | 有料プランにはメールサポートあり | チャット対応 | 専門スタッフによるオペレーションサポート |
お試し期間 | 無料プランあり | 30日間 | 30日間 |
初期費用 | なし | オプションで初期設定サポートあり(50,000円) | 指紋リーダー一台につき19,000円 |
月額料金 | 3,800円~
1ユーザー/約100円 |
1ユーザー/200~400円 | 1ユーザー/300円 |
まとめ
他社製品よりずっと低いコストで導入できるクラウド勤怠管理システムIEYASU。その性能を見てみても決してほかに見劣りすることはなく、本当に採算を採れているのか、少し心配になるぐらいのツールです。
「クラウド上で勤怠管理ができるのは便利そうだけど、どれにしようか迷う…」そんな人でも、基本無料なら気軽に試すことができるでしょう。ぜひ一度、IEYASUの導入を検討してみてはいかがでしょうか。