オンカジ黎明期からは想像もつかないくらいに、仮想通貨で遊べるオンカジの数は飛躍的に増加したといっていいだろう。
増えたのは仮想通貨で遊べるオンカジだけではない。仮想通貨で遊べるオンカジの増加と歩調を合わせるように、「使用できる仮想通貨の銘柄」も増えてきている現状がある。
仮想通貨で遊べるオンカジが少なかったころは基本的には「リアルマネー」で遊ぶためにオンカジが運営されており、仮想通貨は「おまけ」のような扱いでしかなかった。
だが、現在は仮想通貨でしか遊べない「仮想通貨特化型のオンカジ」も出てくるほどで、仮想通貨とオンカジの状況は、かつてない活況をむかえている。
これまでは「ビットコインだけは使える」というのが仮想通貨対応オンカジの主流であったのが、現在では「ビットコインしか使えないオンカジ」の方がむしろ少なくなってきている。
そこで今回は、多様な銘柄に対応するようになったオンカジで使用できる仮想通貨のなかから、おすすめの仮想通貨を5つほど紹介していきたい。
オンカジで使える仮想通貨のおすすめ銘柄5選
オンカジで使える仮想通貨のなかからおすすめの銘柄を5つほどピックアップすると、以下のようなラインナップになる。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- テザー(USDT)
- トロン(TRX)
- リップル(XRT)
まず大前提として「オンカジで使えるかどうか」ということが基準となってくる。
いくら仮想通貨として今後の投資価値があるとしても、今回の場合、オンカジで使えないなら意味がないからだ。
仮想通貨に特化したオンカジの場合、有名どころの銘柄から外れた若干マイナーな仮想通貨を取り扱っているところも多い。
具体例を出すなら、25種類の仮想通貨に対応しているラッキーニッキーでは「こんな仮想通貨にも対応しているのか」という驚きを感じるほどだ。
だが、マイナー通貨が使えることによって「仮想通貨特化型以外のオンカジでは使えない仮想通貨」という問題も発生してくる。
たとえば、俺個人としては純粋に「仮想通貨の投資価値」だけに眼を向けるならば、市場価格が高騰している「ステラルーメン(XLM)」の今後に注目しているが、ステラルーメンが使用できるオンカジは、オンカジ業界を見渡してもひとつしかない。
となると、「仮想通貨」としてはおすすめできるが、「オンカジで使用できる仮想通貨」としてはおすすめできない、ということになるだろう。
今回俺がピックアップした5つの銘柄は、ある種の「保守性」と「有名どころ」で固まってしまっているが、そこには「マイナー通貨」と「オンカジ」をめぐるこのような事情が影響しているというわけだ。
ほとんどのオンカジに対応しているビットコイン
「オンカジで使える仮想通貨」のおすすめとして、ビットコイン(BTC)を挙げるというのはいささか不本意ではあるのだが、結局のところ「ほとんどのオンカジに対応している」という一点に眼を向けると、どうしても外すことができない、といったところだ。
「オンカジで使用できる仮想通貨」としてはおすすめできるという点では、ビットコインは模範的といっていいだろう。
「仮想通貨対応オンカジ」でビットコインが使えないところは一つもないというのは、やはり強みである。
2022年の驚異的な価値暴落であるとか、マイニングの負荷が強すぎることによる環境破壊、処理の遅延や手数料の高騰など、仮想通貨としては多くの問題点を抱えているビットコインだが、それらの問題を覆すくらいの利便性があることは否定できない。
実際、俺自身も「価値がなくなった仮想通貨」である大量のビットコインを、「オンカジで使える軍資金」として再利用することによって、改めてその価値を取り戻したという経緯を持っている。
「オンカジで使用できる仮想通貨」になることによって、ビットコインは失いかけた存在意義を取り戻した、とさえ言ってもいいのかもしれない。
ビットコインは「仮想通貨対応オンカジ」を選ぶにあたって、「かたっぱしから試しに遊んでみる」ときにも大いに役に立ってくれるだろう。
また、ビットコインは2023年に少しばかりの価値上昇もあったため、「仮想通貨としての今後」が完全に断念されたというわけでもない。
かすかな希望ではあるが、オンカジでビットコインを増やしておけば、いいタイミングで利益を手に入れることは可能かもしれない。
仮想通貨ナンバー2のイーサリアムはオンカジでもナンバー2
ビットコインとほぼ同じくらいに「オンカジに対応」している上に、ビットコインより若干仮想通貨としても評価できるのが、仮想通貨業界でも「ナンバー2」の扱いとなっているイーサリアム(ETH)だろう。
イーサリアムは、「オンカジで使える仮想通貨」としてはビットコインとほぼ似たような評価になってしまうものの、「対応しているオンカジの量」は魅力的であるし、「価格変動の激しさ」という点においては「仮想通貨としての今後の展開」も興味深い銘柄だ。
イーサリアムは、仮想通貨としては古い歴史を持つにも関わらず、つねに「過渡期」の印象が強い仮想通貨でもある。
ビットコインと違い発行上限がないイーサリアムは、「使えば使うほど価値が保たれる」というインフレにつながる危険な特徴を持っているが、最近では「発行枚数を減らして希少価値を高めていこう」という動きも起こっており、また、仮想通貨としての問題点を解決するためのアップデートも頻繁に行われている。
イーサリアムはアメリカドルの価格と、仮想通貨としての価値が連動する仕組みになっているタイプの仮想通貨であるため、「円安ドル高」の現在、日本人としては購入がやや割高な仮想通貨ではある。
だが、オンカジを利用してイーサリアムを増やすことができたならば、「円安」で割高な初期投資が回収され、日本円を所有している以上の価値を持つ資産を所有することも可能だろう。
相場があまり期待できないビットコインに比べて、「オンカジでの増やし甲斐」がある仮想通貨であるとも言えるかもしれない。
安定した価値でオンカジ対応も十分のテザー
アメリカドルと価格が連動していることで「安定性」が期待できるうえに、使用できるオンカジの数も多いという点で、テザー(USDT)もおすすめに数えることができるだろう。
テザーの弱点として言われがちなのは「価値変動があまりない」なのだが、これは投資家的な観点での弱点であって、「オンカジで使用する仮想通貨」としてはメリットになるのではないだろうか。
「オンカジの勝利を通していくら増やしても利益がない」ということは、テザーでは回避できるだろう。テザーに関しては「暴落」がないかわりに「莫大な高騰」もおそらく起こらないため、その利益は慎ましいものにはなるかもしれないが。
テザーに関しては「併用」という使い方がおすすめできる。「テザー以外の仮想通貨を使ったオンカジでの勝利で得た利益」を、その都度、「価格変動が少ないテザーに変えて確保しておく」というやり方だ。
テザーに関しては「オンカジで使える仮想通貨」としておすすめというより、「オンカジの利益を無駄にしないために使える仮想通貨」としておすすめできる、といったところかもしれない。
だが、価値変動がなく安定性があるテザーが、「オンカジで使える軍資金」としても安定した価値を持っていることも事実である。使い勝手の良さならば、ともするとナンバーワンかもしれない。
今後の注目度で例外的におすすめしたいトロン
「対応しているオンカジの数」が若干少ないながらも、「仮想通貨としての今後の注目度」という点において例外的におすすめしてみたいのがトロン(TRX)だ。
トロンは「長期的なプロジェクト」で開発されている仮想通貨で、6段階に分けられて綿密に組まれた開発計画は、現段階では「4(アポロ)」にまで到達していることが報告されている。
順調にトロンの開発が進行した場合、「Eternity(永遠)」と名付けられた6段階目の最終目標に到達するのは2027年ごろが予定されているため「青田買い」的にトロンを手に入れ、来るべき「永遠」に備えてオンカジで増やしておくのは悪くないアイデアであるだろう。
トロンは「未完成」であり進行中のプロジェクトであることを公にしているため、「市場価値」としてはここ数年間は停滞しているが、これは開発チームとしても投資家としても「想定内」の停滞ではないだろうか。
「エンタメ系仮想通貨」と言われてもいるトロンは、音楽・動画クリエイターへの利益として利用されたり、様々な企業との提携があったりするが、「オンカジ」への進出も、トロンの新展開として、仮想通貨ユーザーにとっては見逃せない流れであるだろう。
トロンは現在、ビットカジノ、ラッキーニッキー、ボンズカジノ、スポーツベットアイオー、ステークカジノなどで使用できるが、今後の対応オンカジの増加によっては、主流の仮想通貨になる可能性を秘めている。
「未完成」であり「未知数」であるところも加味してのおすすめである。
総合的なバランスでおすすめのオンカジ対応仮想通貨リップル
ビットコイン、イーサリアムに並ぶ「メジャー仮想通貨」として知られるリップル(XRT)は、「オンカジで使用できる仮想通貨」としては総合的なバランスでおすすめできる仮想通貨だろう。
リップルは処理速度の速さと割安の手数料という特徴を持っている。「スムーズな国際送金を可能にする仮想通貨」をコンセプトにしているため、オンカジでの使い勝手も抜群だ。
リップルは、リップル社が独占的に発行している仮想通貨であるため、リップル社の一存で価値が変動してしまうというデメリットがあるものの、現在のところリップル社が異常な計画に出たことはない。
むしろ、株式市場への上場を目指し、より多くの開発資金を確保することで仮想通貨としての足場をより盤石にしようというポジティブな姿勢がみられる点で、「落ち目」のビットコインなどに比べて今後の期待度は高い。
「スムーズな国際送金」の評判が高まることで「使いやすい新たな基軸通貨」としての地位も獲得しつつあるリップルが、仮想通貨対応のほとんどのオンカジで使用できるのはある意味当然の流れであるといえるだろう。
リップルは「投機」の商品としての危うさと魅力も持っている。投資家の間では「暴落か高騰か」という予測がつねに立てられるのがリップルの特徴でもある。
オンカジでリップルを増やすということはそれ自体が「ギャンブル」であり、下手すれば大損だが莫大な利益も期待できる点で、テザーなどの仮想通貨とは対照的なおすすめ仮想通貨となっている。
オンカジで使えるおすすめ仮想通貨のまとめ
- どこでも使えるビットコイン
- 価値高騰も期待できるイーサリアム
- 安定した価値を維持するテザー
- 今後の注目度が高いトロン
- 国際送金の総合力でリップル
オンカジで使えるおすすめの仮想通貨のまとめは以上になる。
現在のオンカジはどうしても「メジャーな仮想通貨」を中心に対応している状況だが、これはしっかりと「仮想通貨」の業界全体の反映にもなっている。
逆に言うと、「オンカジに対応している仮想通貨」は、仮想通貨としてある程度の地位を獲得しているという風に見ることができる。
「オンカジ対応仮想通貨」は、それを通して「仮想通貨」を見定めるための尺度としても使うことができるというわけだ。
今後、マイナーな仮想通貨を取り入れていくオンカジは増えていくことが予想されるが、そこで使用できるようになる仮想通貨は「注目のマイナー仮想通貨」と判断していいだろう。
オンカジで使える仮想通貨を勝利金として増やしながら、仮想通貨全体の動向を横目でウォッチするのもまた一興ではないだろうか。